働く人々 PEOPLE
商品開発課
Y.H
プロダクト・インテリアデザイン学科 卒
One teamで
お客様に“感動”を提供できる商品を。
入社の決め手は何でしょうか?
学生時代の学びを活かして
商品化にトータルで関われるのが魅力です。
就職活動では、大学で学んだプロダクトデザインと設計の技術を活かせて、自分自身が楽しく働ける会社を探していました。就職情報サイトでエビス株式会社を知り、商品開発職の募集要項に書かれていた「商品企画から商品化までを一貫して担当できる」という言葉に興味を持ちました。エビス株式会社では、商品企画からデザイン、設計、製造、出荷までを全て自社で行っているので、それが可能なんです。他社のデザイン部門では“デザインだけ”、“設計だけ”など分業化されていることが多く、トータルで関われることはあまり無いようでした。会社説明会では「新商品の開発の際は、プラスチックを切り出してモデルを作成することもある」と聞き、子どもの頃から工作が大好きだった私は、「この会社なら楽しく働けそうだ」と思い入社を志望しました。
現在の担当業務について
教えてください。
ハブラシ、歯間ブラシ、調理容器など
多様な商品開発に携わっています。
現在入社2年目ですが、すでにハブラシや歯間ブラシ、調理容器など幅広い商品の開発業務に携わっています。新商品を開発する際には、まず市場調査から始めます。世間のニーズやトレンドを調べてデザインを検討し、毎月の企画会議に提案し、商品化の承認を得ます。その後は、3DCADデータや3Dモデルを作成し、生産部門の協力を仰いで生産上問題がないかの確認・検証を実施します。調理容器であれば、実際に食材を使って調理実験を行い、仕上がりを試食して確かめるのも仕事の1つです。この会社には、大学時代には使ったことのなかった高精度の大型3Dプリンタもあり、よりリアルなモデルの作成ができますし、まだまだ知らない製品の特性や先輩方の技術など、毎日多くを学んでいます。
大学時代の学びは、
仕事に活かされていますか?
学んだ知識と技術を活かしたデザインが
商品化されるのは感慨深いです。
大学ではプロダクトデザインを専攻し、使う人の立場に立ったユニバーサルデザインに基づくモノづくりを学びました。人工木材を使って家電や生活雑貨の試作モデル作りを授業で頻繁に行っていたため、正確に作成する技術が養われ、業務での新商品のモデル作りに活かされていると思います。また、大学で基礎を学んだ3DCADの再現性におもしろさを感じ、独学で学びを深めていましたが、それも現在の仕事に役立っています。学生時代はさまざまなモデルを作りましたが、あくまで試作品止まり。当時と今との大きな違いは、それが商品化されることです。ギリギリまで妥協することなく知恵を絞った自分のデザインが商品化され、実際にお客様の手に渡ることは本当に感慨深いです。
仕事でやりがいを感じるのは
どんな時ですか?
準備に万全を期して
これまでにない商品を生み出した時です。
入社1年目は、先輩方の開発業務をサポートしながら関連部署とのやり取りや、依頼書の作成方法などを学びました。2年目からは本格的に開発業務を任されるようになり、主担当者として開発を進める嬉しさと難しさを実感しています。仕事は1人だけで進められるものではなく、関連する部署があり、守らねばならない納期もあります。クオリティを担保して納期までに仕事を仕上げるには、前もって行動する事、迷ったときには相談すること、双方がとても重要です。
もう間もなく、私が開発に携わったアイテムが3点発売される予定です。フィラメントに改良を加えて歯垢除去力をアップしたハブラシや、取り出しやすさにこだわったアイストレーなど、どれも工夫を凝らして作った商品です。自分が生み出した商品がお客様にどう受け入れられるのか、今から緊張しています。
エビス株式会社の強みや、
可能性を感じる事とは?
全社One teamで作り上げた商品で
お客様に感動をお届けできる点です。
エビス株式会社は、商品企画からデザイン、設計、製造、出荷までのすべてを自社で完結できる点が強みです。そのメリットのひとつは、商品化までのスピードが速いことです。急に開発が決まった新商品であっても、部署間で連携を取り合い、スピーディーに商品化する事ができます。「お客様に感動を届けられる商品を提供したい」という思いを全社で共有しているため、目標に向かって一丸となって行動できるのだと思います。
今後エビス株式会社は、オーラルケア用品や調理容器のみならず、お客様の生活に新たな付加価値を提供する会社へと成長していくと思います。私も「いい商品を超えて、感動できる商品作り」をすべく、お客様の利用シーンにフィットする商品を生み出していきます。
プライベートなど楽しみな事は何ですか?
休日は映画観賞や
絶景スポットへのドライブを楽しみます。
趣味は映画鑑賞です。最近は映画館にはなかなか行きにくいため、さまざまな動画配信サービスを契約し、映画三昧の休日を過ごしています。観るのは基本的に洋画ばかり。SFやアニメなどジャンル問わずいろいろと楽しんでいます。また、天気の良い日には奈良や京都の絶景スポットへドライブすることもあります。
平日の退社後は、家電や生活雑貨を見るのが好きなので、市場調査もかねて家電量販店や大型雑貨店などに寄り道してから帰るのが日課になっています。
就活生へのアドバイスをお願いします。
一つの考えに凝り固まらず
いろいろチャレンジしてみて!
就活生のみなさんの多くは、内定先の会社でできるだけ長く働きたいと考えているのではないでしょうか。そうであれば、第1希望の業種のみならず、いろいろな業種の会社に目を向けて会社説明会に参加してみましょう。就職活動は、さまざまな企業を知ることができるとても良い機会。私自身、企業の社風や社員の仕事に対する考え方の多様さを知り、どんな会社が自分に合うのかを考えたうえで、弊社を選ぶ事ができました。また、いろいろな業種を知れば、将来の目指す方向が変わる場合もあるかもしれません。1つの考えに凝り固まらず、チャレンジする心も大切にしてみてください。
1日の仕事の流れ
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出社
メールチェックをして、ToDoリストでその日の業務予定を確認します。
8:45
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朝礼
商品開発課のメンバーでその日の予定を共有。オフィス内を簡単に清掃してから業務を始めます。
9:00
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調理実験
レンジ調理容器の調理実験を実施。結果を細かく記録します。
9:30
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ランチ
お弁当を持参して、会議室で食べることが多いです。そのため、お昼休みの時間を有効活用できます。
12:00
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メールチェック
調理実験やモデル作成を始めると作業を中断しにくいため、メールチェックは1日に2~3回まとめて行います。
12:45
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モデル作成
プラスチック製品を切り出して溶着し、調理実験で使用できる耐久性を持ったモデルを自作します。
13:00
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退社
強度を試験するためのモデルサンプルを協力会社さんへ発送。その後、退社します。
17:40